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[初心者向け]西洋占星術とは?

 

 

西洋占星術は、簡単に言ってしまうと星占いです。
よく朝のニュースでも星座占いなどで今日一日の運勢を確認してから家を出ている方もいらっしゃると思います。

 

 

我々日本人にも馴染み深い星座占いですが、その歴史は長く起源はバビロニア(今で言うところのイラク南部地域)で、紀元前2千年紀に天の星々と神々を結びつけ、天の徴(しるし)が地上の出来事の前兆を示すという考えが生まれたとされています。当時は個人を占うようなものではなく国家や君主などに関わる事柄ばかりが対象とされ今のような庶民的な占いではありませんでした。

 

 

時代が流れ、現代では地球が太陽の周りを回っている地動説が当たり前となっていますが、西洋占星術の歴史は古く、天動説がベースとなっているため、実際の空とは違う地球から見た地球上の人間を占っていることも特徴的と言えます。

 

 

宇宙を運行する星々の位置から、人や社会の性質、在り方などを読み解く占いです。西洋占星術で主に用いられるのは、太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星の10天体で、それが宇宙での方角を示す12星座の、どこに位置するかを見ていくことによって読み解いていきます。

 

 

人が生まれた瞬間の星の位置からは、その人の持って生まれた資質や才能、運勢を。
今現在運行中の天体の動きからは、社会の動きやそれぞれの人に対する影響力を読み取ることができます。

 

 

仕組みが複雑なだけに情報量も多く、非常に多くのことを導き出せる占いです。
生年月日・生まれた場所・生まれた時間によって決まるため、同じホロスコープになる人はいません。
今回はそんな西洋占星術について解説していきたいと思います。

 

 

西洋占星術で必ず出てくる “ホロスコープ” とは?

 

 

西洋占星術は、地球から見た太陽の通り道(黄道)を12の星座(サイン)で分けたホロスコープを読んでいく占いです。

 

 

このホロスコープという専門用語が、占い初学者の方にはピンと来ないでしょう。ですので、まずはこのホロスコープについて簡単に説明していきたいと思います。

 

 

ホロスコープ(英語: horoscope)は星の羅針盤とも呼ばれ、地球の特定の場所と時間の星の位置を切り取って一枚の図に起こしたものです。

 

 

占星術における各個人を占うための天体の配置図で 『天体、星座、ハウス、アスペクト』の4つの要素で構成され、一般的には占いの対象者の産まれた時の天体配置を書き占います。この4つの要素が複雑に関係し合うことで、非常に多くのことを導き出せる占いです。

 

 

次はこの4大要素を詳しくみていきます。

 

 

天体(惑星)|西洋占星術の構成要素1つ目

天体とは太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星の10個のことです。
これらの天体がどういう位置にあるのかということが、星座占いで最も重要な要素と言えるでしょう。

 

 

天体・惑星 特徴 サイン 数字
太陽 自己、目的、仕事、社会 獅子座
内面、感情、感受性 蟹座
木星 寛容、豊かさ、幸福、発展 射手座
天王星 革命、発見、独創的 水瓶座
水星 知性、コミュニケーション、情報、旅 双子座、乙女座
金星 愛、美、女性的、芸術、社交 牡牛座、天秤座
海王星 夢、直観、スピリチュアル 魚座
土星 努力、課題、試練、忍耐 山羊座
火星 実行、行動、男性、勇気 牡羊座
冥王星 破壊、再生 蠍座 10

星座(サイン,黄道十二宮)|西洋占星術の構成要素2つ目


 

 

星座(サイン)はおなじみ12星座のことで、牡羊座、牡牛座、双子座、蟹座、獅子座、乙女座、蠍座、射手座、天秤座、山羊座、水瓶座、魚座の12個となります。夜空を見上げ星座を探してみると分かりますが、星座の大きさはそれぞれ異なり規則的に並んでいるわけではありませんよね。

 

 

しかしホロスコープでは太陽の通り道である黄道(360度の円)を12個の星座(サイン)で30度ずつに均等に分けることによって、天体の住所のような役割をしています。星座それぞれに個性豊かな性質を持っており、サインは人の心理的な傾向や性格を表しているため、ホロスコープを読み解く際に一番の判断基準となります。

 

 

星座(サイン)は誕生した日で決まります。あなたの星座が分かる早見表です。

 

和名 ラテン語 誕生日
おひつじ座|牡羊座 Aries|アリエス 3/21~4/19
おうし座|牡牛座 Taurus|タウラス 4/20~5/20
ふたご座|双子座 Gemini|ジェミニ 5/21~6/21
かに座|蟹座 Cancer|キャンサー 6/22~7/22
しし座|獅子座 Leo|レオ 7/23~8/22
おとめ座|乙女座 Virgo|ヴァルゴ 8/23~9/22
てんびん座|天秤座 Libra|ライブラ 9/23~10/23
さそり座|蠍座 Scorpio|スコーピオ 10/24~11/22
いて座|射手座 Sagittarius|サジタリアス 11/23~12/21
やぎ座|山羊座 Capricorn|カプリコーン 12/22~1/19
みずがめ座|水瓶座 Aquarius|アクエリアス 1/20~2/18
うお座|魚座 Pisces|ピスケス 2/19~3/20

ハウス(天球十二室)|西洋占星術の構成要素3つ目

その人の生まれた日と時刻の太陽の位置を基準として、12星座(サイン)同様に黄道を12個にわけたものです。ホロスコープの第1ハウスと第12ハウスの間にはASC(アセンダント)というものがあります。アセンダントは第一印象を指し、社会に見せる姿を示しています。これはその人が誕生した瞬間に、太陽が昇る東の地平線に現れたサインを表すものです。

 

 

ホロスコープはこのASC(アセンダント)から反時計回りに第1ハウス、第2ハウスと12分割されます。星座(サイン)がそれぞれの天体の性質を表すのに対し、ハウス(天球十二室)は天体が活躍するステージをあらわします。ハウス(天球十二室)は反対の位置にあるハウス同士が補完関係にあるため、真向かいのハウスとセットで覚えると覚えやすいです。

 

 

12ハウス意味 特徴
1ハウス 自我・自己イメージ・アイデンティティー・動機・衝動・容姿・体質・生活スタイル
2ハウス お金・才能・五感・価値観・持ち物・金銭感覚・物質
3ハウス コミュニケーション・好奇心・言葉・知性・情報・兄弟姉妹
4ハウス 家族・基盤・安定・家庭・身内・落ち着く場所・リラックス・心の土台
5ハウス 恋愛・個性・遊び・楽しみ・自己表現・創造・趣味・レジャー・舞台
6ハウス 修行・健康・雇われて働く・省みること・義務・自己鍛錬
7ハウス 契約・結婚・関係性・対人関係・パートナーシップ
8ハウス 共有・遺産・受け継ぐもの・依存・セクシャリティー・結婚生活
9ハウス 学問・探求・哲学・思想・出版・法律・海外・旅行・遠距離・専門分野
10ハウス 仕事・目標・社会・職業・地位・権力・理想像・キャリア・天職
11ハウス 集合・グループ・長期投資・ネットワーク・未来・共通の目的・友情
12ハウス スピリチュアル・インスピレーション・無意識・秘密・魂・目に見えない世界・社会の裏

アスペクト(角度)|西洋占星術の構成要素4つ目

アスペクトは天体と天体の間の特定の角度のことを指します。天体と天体の角度によっても意味や性質が変わってくるため、ホロスコープを詳しく読むためには必要な要素になってきます。

 

 

ホロスコープは上記の4要素で成り立っています。

 

 

西洋占星術でどんなことがわかるの?

西洋占星術では、大きく分けると、性格と運勢の2つのことを占うことが可能です。

 

 

『性格』は その人が持って生まれてきた性質や才能などの内面的な要素
『運勢』は 時期によって変化する運気の波や未来の出来事など外的要件に影響を受ける要素

 

 

前述でも述べたように、西洋占星術はこの世に誕生した生年月日時間に天体がどの位置に存在したのかという事を占いの軸としております。これは自分自身にも当てはまるように、例えば家族や恋人などの出生地・出生時刻がわかればホロスコープを作成し占うことができます。自身と相手の性格や運勢を占い、相性などを照らし合わせることで対人関係でのお悩みが消えたという方も大勢いらっしゃいます。

 

 

自分自身のことも、思い込んでいたタイプとは実は異なり新しい自分像ができて自信が付いたり、西洋占星術上で相性の悪いと分かれば割り切って付き合っていけた!などのお声も頂いております。

 

 

このことは、占いだけではありませんが先ずは知ることがとても重要です。西洋占星術では誰かの気持ちや未来のことを占うのにはあまり向いていません。しかし本質的な性格や運勢を占うことで自分に向いている環境や対人関係の構築に役立つでしょう。西洋占星術は人生をより良くする為の本質的な指標を得られるツール、そんな解釈をしてもらうとわかりやすいと思います。

 

 

[初心者向け] 西洋占星術のやり方とは

複雑な仕組みを持つ奥の深い西洋占星術ですが、ここではネイタル・チャートやバース・チャートと呼ばれる、出生図の簡単な読み方を解説したいと思います。占星術の基本中の基本ですので本質的な資質は把握できます。

 

 

STEP1:必要なデータを確認

西洋占星術で出生図を作成するためには、先ず以下のデータが必要になりますのでご準備頂きます。

  • ・ 出生場所、都道府県、市町村名
  • ・ 生年月日
  • ・ 出生時間、何分かも

 

 

この情報は大抵母子手帳を見ることで確認ができます。生年月日は把握されている方が多いと思いますが、出生時間に関しては把握していないと思います。出生時間が不明だと、ハウスや惑星の正確な位置を調べる事が出来ず、西洋占星術の精度は落ちてしまいます。お試しで調べたい場合で出生時間が分からない時は12:00(昼の12時)と仮定してホロスコープを出して見ると良いでしょう。

 

 

STEP2:ホロスコープ=出生図を作成

正確なホロスコープの作成は非常に複雑ですが、インターネットの普及とともに無料でホロスコープを作成できるようになりました。
出生場所、生年月日、出生時間を入力してご自身のホロスコープを作成してください。

 

 

STEP3:天体の位置を確認

円形の図、ホロスコープが準備できたら読み解いていきます。(今回詳しい説明は割愛します。)
それぞれの天体は、あなたの中の10種類の異なる側面を表していますが、その天体がどのサイン星座にあるかを確認してみてください。
ここで導き出された天体ごとの性質が表れます。

 

 

次に天体が区分けされている12ハウスのどこに所在しているのか確認すると、人生における場面、その天体が活躍しやすい分野を表してくれます。

 

 

STEP4:総合的に読み解く

上記の3つの組み合わせることで、あなたが本質的にどんな資質を持っているのかや、その能力がどの分野で発揮されやすいかなどを読み解いていきます。

 

 

西洋占星術のまとめ

 

 

西洋占星術の簡単な概要をご紹介してみました。様々な占いの中でも学問に近いと仰る鑑定士の先生もいらっしゃいます。変化することの決してない確定された生年月日、出生時間、出生地によって導き出される唯一無二の本質的な自身の性質を一度調べて見ることで人生を豊かにする事に活用していただければと思います。

 
占いは抱えているお悩みの解決に役立つことが多々ございます。ご自身にあった占い師の先生を探して人生をより良いものにしてください。

 

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